安全安心のためのカギ
カギは、赤ん坊や子供を除いて、ほとんどの人が持っているものです。
しかも、それはひとつだけではなく、大抵の人は最低でも2~3個は持ち、しかも常時持ち歩いているものです。
ちょっと考えても、みなさん、普通に自宅用、勤務先用、自動車用と持っておられるでしょう。
また、その形状や材質も色々あるのではないでしょうか。
普通の金属のもの以外にも、例えば暗証番号などというのもあります。
また、ICチップが埋め込まれたプラスチックの板の場合もあります。
しかし、そのようなものだと、落としたり盗まれたりという心配があります。
また、暗証番号やパスワードだと忘れてしまうということもあります。
生体認証、或いはバイオメトリクス(biometrics)認証と呼ばれる指紋、瞳の中の虹彩、手のひらや指の血管の形を読み取る静脈認証など利用したカギも最近はよく利用されています。
生体認証であれば、まず落としたり盗まれたりする危険性は減るので、安全度は高いともいえます。
しかし、これも万全というわけではないようで、以前、映画で相手の指を切り取って、指紋認証のゲートをくぐり抜けるというシーンを観たことがありますが、そこまで荒っぽいことをしなくても、残留指紋をゼラチンに写し取って人工指を作れば、その人工指で指紋認証を通過することができるようなこともあるそうです。
とはいえこれについては指紋認証の機械の精度をあげるなどの対策も講じられているようなので、ある程度は安心できるようです。
いずれにせよ、万全な安心安全できるカギというのはないと考えて、複数のセキュリティ対策を考えておくことが重要だということです。